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スターリングエンジンの温故知新
蒸気エンジンに代わる画期的で安全な次世代のエンジンとして注目されたスターリングエンジンでしたが、より高性能なガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の出現でほとんど忘れ去られた存在となっていました。 スターリングエンジンの実用化直後は多くのメーカーが想像を超えるスターリングエンジンを生産し、当時の人々の生活を支えていたのが分かります。 また、現代においてはその特性から軍事目的に利用されたり、最近ではエコロジーの観点からも再注目されるようになってきました。
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Lehmann社 ドイツ 1868年製
30年以上の長期間、かなりの数が生産され様々な動力源として活躍したらしい。 1時間に5kgの石炭と200Lの水(水冷式のため)が必要で100rpmで回り0.75kWの出力を発生した。
Ericsson社 スェーデン→USA 1860年製
実用スターリングエンジンの生産を1833年頃より開始
展示品は熱による空気の膨張・収縮を動力源としているが空気は密閉されておらず給排気を伴う。
動作音の喧しさや効率の悪さから3000基程度で生産を終えたらしい。 弊社の扱うマンソンサイクルエンジンと似た原理の様だ。 54rpmで0.5kWを発生し1時間に石炭6kgを必要とした。
なお、Ericssonのスターリングエンジンを動力源とした揚水ポンプは当時の実用スターリングエンジンとして最も有名な物のひとつ。
MAN社 ドイツ 1978年製
潜水艦用スターリングエンジン
スターリングエンジンは動作音が極めて小さいため隠密任務が要求される軍事用潜水艦に搭載するために12気筒スターリングエンジンの開発がドイツで進められていたらしい。 1980年代になり世界の政治的趨勢(冷戦終結)によりそのプロジェクトは終了したとの事。 展示品はその12気筒スターリングエンジンのプロトタイプとなる4気筒。 ヘリウムガスを使用。
ドイチェミュージアムのショップで見つけた・・・
ガラスケースの中に弊社が輸入元をしているベーム社のスターリングエンジン模型が宝飾品の様に美しくディスプレーされ販売されています。
中央の丸い大きな球はヘロンの蒸気エンジン、店員さんに聞くとこちらは製造元不明で一品モノ、 買っとけば良かったかぁ〜と少し後悔しています。
ドイチェミュージアム(ミュンヘン)の展示品